Introduction
of Activities活動紹介
モビルスーツの社会実装に向けた、
新しい操縦ロボットの
プロトタイピングプロジェクト

皆様は「モビルスーツ」と聞いて何を思い浮かべるでしょうか。
主にアニメ『機動戦士ガンダム』シリーズに登場する、人型の巨大ロボット兵器ではないかと思います。しかし、我々のプロジェクトでは、このモビルスーツを単なるロボットではなく、私たちの生活、社会、そして未来を変える可能性を秘めたテクノロジーと捉えています。
作中では戦う兵器としての側面が強く描かれているモビルスーツですが、その本質は汎用性にあります。アニメの第2話では、ガンダムが物資を運ぶシーンが登場しますが、このように戦っていないときにもモビルスーツは有効活用できる可能性を秘めていることが分かりました。
このようなモビルスーツの汎用性を活かし、人々の生活を支えるロボットとしての社会実装を目指し、まずは、早く、安く作ることができる小さなロボットのプロトタイピングから始め、汎用的なロボット開発に必要な技術を積み重ねることで、生活を豊かにし、社会に役立つ大型操縦ロボット(モビルスーツ)の実用化を進めています。
そして、このモビルスーツこそが宇宙世紀の根幹技術であり、有用性を示すことは宇宙世紀実現の重要なステップだと我々は考えています。
モビルスーツの実現がもたらす
社会への影響

モビルスーツの実用化を目指すことにより、材料工学、ロボット工学、AI技術など、幅広い分野の技術革新を大きく促進することが期待できます。
そしてモビルスーツの開発と共に、劇中で登場するスペースコロニーや宇宙都市、宇宙空間での移動や輸送技術、ニュータイプなど、派生技術、概念等の研究や開発が発展していくのではないでしょうか。
今後の展望

大型四脚ロボットの進化や大型ロボットアームの制作、他プロジェクトとの連携も行っていますが、横浜に設置されていた全長18mの実物大ガンダムが世界に衝撃を与えたように、私たちのプロジェクトは、モビルスーツの社会実装を通じて、未来社会の根幹技術をわかりやすく示し、人々の生活を豊かにすることを目指します。小型ロボットから大型ロボットまで、着実に開発を進め、宇宙世紀の実現に貢献したいと考えています。