Introduction
of Activities活動紹介
グリーンコロニー・プロジェクト

このプロジェクトは、宇宙世紀において人類が月面やスペースコロニー、そして地球でも豊かな生活を送り続けることができる未来を目指しています。
この未来を実現するために、このプロジェクトでは主に二つの目的を掲げています。
一つ目の目的:宇宙での食料や住環境などの問題を宇宙実験を用いて解決していくこと。
人類が宇宙や月面で豊かな生活を送っていくためには、解決すべき課題が多くあります。
しかし、無重力という特殊な環境を地球上では模擬できません。
そのため、国際宇宙ステーションにある人工重力発生装置をより使いやすくする装置を開発することで、「小さなコロニー」とも言える無重力、低重力の実験環境を提供整備することを目指しています。
具体的には、従来のターンテーブル式の人工重力発生装置に、実験物を簡単に固定したり、測定データを通信したりするためのユニットを開発・取り付け、食料や医療分野といった様々な宇宙実験をより簡単に行えるようにします。
二つ目の目的:実際に宇宙実験を行うこと。

二つ目の目的:実際に宇宙実験を行うこと。
宇宙実験の第一弾として、宇宙での食料の自給自足を目指し、肥料を使わずにプラズマの力によって作物の生育を促進する実験に挑戦しました。
この技術が確立できれば、地球から肥料を輸送する必要がなくなり、電気さえあれば宇宙で作物を育てることが容易になり、地球上の肥料の節約にもつながると考えています。
今後の展望

直近の実例としては軌道上植物実験装置のデモ機を用いて、より軌道上の実験に近い条件でイネ栽培実験を行っています。
こういった取り組みを重ね「小さなコロニー」の整備によって、人類の宇宙での暮らしを実現するための各種実験を加速させ、地球の様々な社会課題の解決にも取り組んでいきます。
さらに、プラズマを用いた作物の生育促進実験を通じて、宇宙での食料自給自足を目指し、地球の肥料問題解決にも貢献します。