決算ハイライト
株式会社バンダイナムコホールディングス(証券コード7832)
現在公開している最新の決算ハイライトは2027年3月期 第1四半期です。公開日2026年8月6日
2027年3月期 第1四半期業績
2027年3月期 第1四半期業績概況
- 2027年3月期 第1四半期の業績は、売上高3,284億円(前年同期比 +280億円)、営業利益692億円(前年同期比 +173億円)、四半期純利益511億円(前年同期比 +128億円)となり、グループ全体では、第1四半期として過去最高の業績となりました
- IP別売上高では、ガンダムシリーズ、「DRAGON BALL」シリーズ、「ONE PIECE」などの定番IPの商品・サービスが引き続き力強い存在感を発揮しました
また、多彩なIPとバンダイナムコならではの幅広いカテゴリーによるポートフォリオが効果を発揮しました
| 2026年3月期 第1四半期実績 |
2027年3月期 第1四半期実績 |
前年同期比 (増減額) |
|
|---|---|---|---|
| 売上高 | 3,004 | 3,284 | +280 |
| 営業利益 | 519 | 692 | +173 |
| 経常利益 | 546 | 744 | +198 |
| 親会社株主に帰属する四半期純利益 | 383 | 511 | +128 |
2027年3月期 第1四半期業績概況(事業別)
トイホビー事業は売上高1,927億円(前年同期比 +459億円)、営業利益539億円(前年同期比 +254億円)
デジタル事業は売上高909億円(前年同期比 ▲168億円)、営業利益150億円(前年同期比 ▲67億円)
映像音楽事業は売上高192億円(前年同期比 ▲20億円)、営業利益13億円(前年同期比 ▲29億円)
アミューズメント事業は売上高380億円(前年同期比 +42億円)、営業利益19億円(前年同期比 ▲1億円)
トイホビーユニット
- 2027年3月期 第1四半期業績は、過去最高業績を記録
- ハイターゲット商品、カード、カプセルトイ、菓子食品、ステーショナリーなど各カテゴリーで好調を継続
- ガンダムシリーズ、「DRAGON BALL」シリーズ、「ONE PIECE」に加え、「たまごっち」も好調
- 北米で米国追加関税に係る還付金を計上
デジタルユニット
- ネットワークコンテンツは、「DRAGON BALL」シリーズ、「ONE PIECE」、「アイドルマスター」シリーズ、ガンダムシリーズの主力アプリゲームが安定した人気を継続
- 家庭用ゲームは、ワールドワイド向け大型タイトルの発売があった前年同期とのタイトル編成の違いが影響
映像音楽ユニット
- 「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」の劇場興行収入や映像配信が大きく貢献した前年同期にはおよばず
- ガンダムシリーズなどのライセンス展開や「ワンパンマン」のグローバル展開などが安定推移
- 海外でIP認知拡大のための戦略プロモーションを実施
アミューズメントユニット
- 施設事業が全体を牽引
- 国内既存店売上高が前年同期比で107.6%
- IPの体験型公式ショップやグループの商品・サービスと連携した「バンダイナムコ Cross Store」などが好調継続
| 2026年3月期 第1四半期実績 |
2027年3月期 第1四半期実績 |
前年同期比 (増減額) |
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|---|---|---|---|---|
| トイホビー | 売上高 | 1,468 | 1,927 | +459 |
| セグメント利益 | 285 | 539 | +254 | |
| デジタル | 売上高 | 1,077 | 909 | ▲168 |
| セグメント利益 | 217 | 150 | ▲67 | |
| 映像音楽 | 売上高 | 212 | 192 | ▲20 |
| セグメント利益 | 42 | 13 | ▲29 | |
| アミューズメント | 売上高 | 338 | 380 | +42 |
| セグメント利益 | 20 | 19 | ▲1 | |
| その他 | 売上高 | 90 | 103 | +13 |
| セグメント利益 | 4 | 6 | +2 | |
| 全社消去 | 売上高 | ▲183 | ▲229 | ▲46 |
| セグメント利益 | ▲51 | ▲37 | +14 | |
| 合計 | 売上高 | 3,004 | 3,284 | +280 |
| 営業利益 | 519 | 692 | +173 | |
2027年3月期 上期業績予想
2027年3月期 上期業績予想概況
- 2027年3月期 上期の業績予想は、売上高6,900億円(前年同期比 +462億円)、営業利益1,240億円(前年同期比 +186億円)と、上期として売上高と全ての利益において過去最高の業績を見込んでいます
- 第1四半期の業績が好調に推移したことに加え、足元の市場環境や各事業の動向、第2四半期の商品・サービスのマーケティング計画などを踏まえ、各事業および全体の予想数値を修正しました
| 2026年3月期 上期実績 |
2027年3月期 上期年初計画 |
2027年3月期 上期今回見込 |
前年同期比 (増減額) |
年初計画比 (増減額) |
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|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 6,438 | 6,100 | 6,900 | +462 | +800 |
| 営業利益 | 1,054 | 840 | 1,240 | +186 | +400 |
| 経常利益 | 1,101 | 870 | 1,300 | +199 | +430 |
| 親会社株主に帰属する 中間純利益 |
789 | 600 | 900 | +111 | +300 |
2027年3月期 上期業績予想数値と各事業の動向(事業別)
トイホビーユニット
- 売上高4,000億円(前年同期比 +822億円)、営業利益950億円(前年同期比 +300億円)
- トイホビー事業は、スピードの速いビジネスサイクルを活かし、多彩なIPを、既存の幅広いカテゴリーや新規カテゴリーの立上げといった展開をすることで、環境やファンのニーズの変化にスピーディーに対応しています
- ガンダムシリーズについては、第1四半期はガンプラを中心に、幅広いカテゴリーでの商品化に加え、アプリゲームや映像との連動強化により、好調だった前年同期を上回りました。引き続き高い水準を維持しながらグローバルでのIP認知拡大に注力します
- トレーディングカードゲームにおいては、既存ファン、新規ファンそれぞれに向けた商品投入に加えて、定期的なイベント開催や販売店との連携など、きめ細かいマーケティングにより、国内だけでなく海外でも着実にすそ野を広げています。今後も市場にしっかりと定着させるべく、丁寧な取り組みを続けるとともに、新たに「NARUTO」のカードゲームの商品化を決定するなど、IPラインナップもさらに拡充します
- 2026年11月に30周年を迎える「たまごっち」は、新色バージョンを発売した本体や周辺アイテム、他社とのコラボレーション展開が非常に話題となっています。足元では、グローバルのファンに向け、世界15都市をめぐる「ワールドたまごっちツアー」も開催しています。昨年のたまごっち人気は平成女児ブームとも言われましたが、一過性ではなく定番IPとして、さらに人気を高めていきたいと思います
- 新たなカテゴリーとして、「BANDAI TABLETOP GAMES」を立上げ、2026年7月に第1弾の商品「プラコロ」を発売し、子どもから大人まで幅広い層の人気を集め好調な出足です
- 未来を担う子どもたちに向けても、新規IPの展開などのアプローチを引き続きしっかりと行っていきます
- トイホビー事業では、今後も新たなIP、新たなカテゴリーに積極的に挑戦し続けます
デジタルユニット
- 売上高2,000億円(前年同期比 ▲315億円)、営業利益265億円(前年同期比 ▲108億円)
- バンダイナムコならではの最適なポートフォリオ構築に向け、開発体制の強化を進め、順調に進捗しています
- デジタル事業の安定基盤であるアプリゲームなどのネットワークコンテンツにおいては、2024年リリースの「学園アイドルマスター」、2025年リリースの「SDガンダム ジージェネレーション エターナル」が新たな柱に加わり、基盤の厚みがさらに増しています
- 2027年3月期の家庭用ゲームの新作タイトルの発売は下期中心に計画しています。2026年10月に発売予定の「ACE COMBAT8:WINGS OF THEVE」は、7年ぶりの新作として海外市場を中心に高い期待をいただいております
- このほかにも、発売時期は開示していませんが、ワールドワイド向けの大型タイトル「ドラゴンボールゼノバース3」、映像作品と連動する「GUNDAM ROGUE ORBIT」などを開発中です
- 今後も最適なタイトルポートフォリオ構築に向けて、多彩なタイトルラインナップで展開していきます
映像音楽ユニット
- 売上高400億円(前年同期比 ▲10億円)、営業利益25億円(前年同期比 ▲28億円)
- 映像音楽事業では、2026年5月に開催したガンダムカンファレンスで、実写映画「GUNDAM(仮称)」の進捗状況に加え、「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM ZERO」の劇場公開、「機動戦士ガンダム」のリマスターや「新機動戦記ガンダムW」新作映像の制作、そして大型イベントの開催など、ガンダムの価値最大化に向けた様々な取り組みについて発表しました
- 2026年7月開催のSan Diego Comic-Conでは、家庭用ゲームタイトル「GUNDAM ROGUE ORBIT」とのメディアミックス展開を行う新作アニメ「機動戦士ガンダム RG XARX-ZERO」を発表しました。この作品では、デジタル事業との連動に加え、トイホビー事業でも様々な商品を展開予定です
- ガンダムシリーズは、既存ファンと新規ファン、国内ファンと海外ファン、様々なターゲットに向けて映像と商品・サービスを連動させ、2029年のガンダム50周年に向けて、またその先の60周年、100周年と、IP価値最大化に向け取り組み続けます
- 音楽事業では、2026年6月、渋谷にライブホール「Shibuya LOVEZ」をオープンしました。音楽イベントをはじめ様々な企画で活用され、高い評価をいただいています。今後も、音楽などのエンターテインメントを通じてファンとつながる場所として話題を発信していきます
- 2026年5月の㈱ウドー音楽事務所とのパートナーシップ構築を機に、人材交流やノウハウの共有をはかっています。それぞれの個性と強みを活かした取り組みにより、音楽・ライブ事業を成長させていきたいと思います
アミューズメントユニット
- 売上高780億円(前年同期比 +27億円)、営業利益60億円(前年同期比 ▲10億円)
- アミューズメント事業では、独自の企画開発力や接客ノウハウ、バンダイナムコにしかできないIPや商品・サービスとの連動、様々な立地や顧客層に対応できる多様な店舗業態を強みに、施設事業の好調が続いています
- IPリテール施設として、IPの世界観の再現度がファンに非常に評価されている「THE ★ JOJO WORLD」については、大阪に2号店の出店も決まりました
- 2026年7月6日には屋内型テーマパーク「NAMJATOWN」が30周年を迎え、新アトラクション導入など大幅なリニューアルを行いました
- 業務用ゲーム機については、IPを活用した機器、人気シリーズの新製品など複数の開発を行っており、施設という場でしか楽しめない新しい遊びの提供を目指しています。今後もアミューズメント事業は、ファンとのタッチポイントという重要な役割を担う事業として、独自の強みを活かした価値ある場を国内外で提供していきます
| 2026年3月期 上期実績 |
2027年3月期 上期年初計画 |
2027年3月期 上期今回見込 |
前年同期比 (増減額) |
年初計画比 (増減額) |
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|---|---|---|---|---|---|---|
| トイホビー | 売上高 | 3,178 | 3,300 | 4,000 | +822 | +700 |
| セグメント利益 | 650 | 660 | 950 | +300 | +290 | |
| デジタル | 売上高 | 2,315 | 1,900 | 2,000 | ▲315 | +100 |
| セグメント利益 | 373 | 150 | 265 | ▲108 | +115 | |
| 映像音楽 | 売上高 | 410 | 400 | 400 | ▲10 | - |
| セグメント利益 | 53 | 40 | 25 | ▲28 | ▲15 | |
| アミューズメント | 売上高 | 753 | 730 | 780 | +27 | +50 |
| セグメント利益 | 70 | 55 | 60 | ▲10 | +5 | |
| その他 | 売上高 | 184 | 190 | 210 | +26 | +20 |
| セグメント利益 | 11 | 10 | 10 | ▲1 | - | |
| 全社消去 | 売上高 | ▲404 | ▲420 | ▲490 | ▲86 | ▲70 |
| セグメント利益 | ▲104 | ▲75 | ▲70 | +34 | +5 | |
| 合計 | 売上高 | 6,438 | 6,100 | 6,900 | +462 | +800 |
| 営業利益 | 1,054 | 840 | 1,240 | +186 | +400 | |
2027年3月期 通期業績予想
2027年3月期 通期業績予想概況
- 2027年3月期 通期業績、売上高1兆3,500億円、営業利益1,850億円を計画(2026年5月13日発表)は見直しておりません
- 通期の業績予想については、国内外における市場環境やファンのニーズの変化など、外部環境の動向、また、下期に予定している家庭用ゲームの大型タイトルや年末年始の大型商戦の動向等を踏まえた上で、改めて精査していきます
| 2027年3月期 通期年初計画 |
|
|---|---|
| 売上高 | 13,500 |
| 営業利益 | 1,850 |
| 経常利益 | 1,900 |
| 親会社株主に帰属する 当期純利益 |
1,300 |
2027年3月期 第1四半期補足資料
バンダイナムコグループ 2027年3月期 第1四半期 決算説明会 質疑応答概要
- トイホビー事業の収益性が、2027年3月期 第1四半期に発生した米国追加関税に係る還付金約35億円を控除してもなお高くみえますが、その要因や貢献しているIP・カテゴリーを教えてください。
- 今中期計画において成長エンジンと位置付けているトイホビー事業は、すべてのカテゴリーが大変好調に推移しました。サイクルの早いビジネスモデルを活かし、常に先を見て新たな仕込みに挑戦しています。また、国内外とも、ファンや流通などのビジネスパートナーに丁寧に向き合いながら、ファンに商品をきちんと届けたいという想いをもってIP・商品の特徴や個性を大切に取り組み続けてきた結果が数字に表れています。年間600以上のIPを約4万SKUの商品で展開していますが、IP別では、ガンダム、ONE PIECE、ドラゴンボール、たまごっちなどの定番IP商品を中心に好調に推移しています。カテゴリー別では、特にガンプラやトレーディングカードゲーム、カプセルトイなどがオフィシャルショップ等の出店でタッチポイント拡大を進め、グローバルでもすそ野を拡大しています。
- トレーディングカードゲームが好調を継続しているとのことですが、今後の継続性とさらなる成長の可能性についてお聞かせください。また、2027年夏に発売予定の「NARUTOカードゲーム」について、期待値を教えてください。
- トレーディングカードゲームを含むカード事業は、2024年3月期と比較して前期(2026年3月期)は約2倍の規模に成長しました。国内外の販売比率では、以前は国内の比率が高かったものの、足元では海外比率の方が高くなっており、まだまだグローバルでの拡大余地があると考えています。自社主催の「バンダイカードゲームフェス」では10月からアジア11都市で開催し、その後オーランドやロンドンでも実施予定です。加えて、ニューヨーク、メルボルン、ケルン、パリ、ルッカなどで開催される世界的なイベントにも出展します。
「NARUTOカードゲーム」については、海外イベントでファンに先行体験してもらいましたが、海外人気の高いIPというだけでなく、ゲーム性の新鮮さに体験会の参加者から好評価を得ており、来年夏の全世界一斉発売に向けて大きな手ごたえを感じています。データドリブンの観点からも、カードゲーム事業とデジタル事業の顧客背景や行動を分析し活用していく方針です。 - ガンダムシリーズのIP売上が好調ですが、成長の継続性についてどのように見ていますか。
- バンダイナムコの強みであるIP軸戦略は、デジタルからフィジカルまで、幅広いビジネス領域で展開することが特徴の一つです。ガンダムシリーズの成長もIP軸戦略によって実現されたものであり、コングロマリットプレミアムの成果だと捉えています。ガンダムシリーズにおける具体例では、前期(2026年3月期)の第1四半期は映像作品「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」や、それに連動してアプリゲーム「SDガンダム ジージェネレーション エターナル」などがビジネスを拡大したのに対し、今期はガンプラやカードゲームといったトイホビー商材がしっかりと牽引し、前期を上回る実績を残すことができました。今後も短期的には商品・サービスの構成によって売上が上下することがあると思いますが、長期視点では成長を維持できると考えています。
- デジタル事業における、家庭用ゲームの2027年3月期 第1四半期のリピート販売本数を教えてください。また、ネットワークコンテンツ(特にアプリゲーム)については、競争環境が厳しいなか、安定して推移しているように見えますが、その要因について教えてください。
- 家庭用ゲームの2027年3月期 第1四半期のリピート販売本数は、647万本となり、前期(2026年3月期)と同水準となりました(+34万本)。上期については1,280万本と前期(2026年3月期)をやや下回る見通しですが、前期(2026年3月期)の第2四半期の販売本数には大幅なプライスプロモーションの実施が影響していたためであり、2027年3月期 第2四半期の販売が落ち込む訳ではありません。
ネットワークコンテンツのアプリゲームの前期(2026年3月期)の第1四半期については、「SDガンダム ジージェネレーション エターナル」の立ち上げがあった中で海外比率は39%でしたが、2027年3月期 第1四半期については海外比率が46%まで上昇しており、グローバル展開が根付いてきていることが確認できます。アプリゲームの展開だけでなく、IPの展開を合わせ、グループの事業と連携させることで相乗効果を得ていく方針です。