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進化するアミューズメントユニット グローバルに拡大するアミューズメント事業

小森 国人  Kunito Komori 株式会社バンダイナムコエクスペリエンス 執行役員 海外事業ディビジョン ディビジョンマネージャー

ワールドワイドでの拡大に向けて出店と機器販売を加速

 アミューズメントユニットでは、海外営業利益比率50%への早期引き上げを目標に掲げ、ワールドワイドでの出店・機器販売計画を進めています。前中期計画では欧米を中心に新規出店を進め、海外の施設数はイギリスや中国(香港特別行政区)を中心に約60拠点となりました。海外でのアミューズメント施設の基盤固めが進み、今後はワールドワイドでの拡大戦略を進めるフェーズに入ります。
 今中期計画では、中国の香港特別行政区および上海、インド、イギリス、アメリカの5拠点を中心にアジア・欧米といった大きなマーケットでの展開に注力します。将来的にはインドをはじめとした新興市場への進出拡大に向けて、出店エリアの拡大とそれを担うグローバル人材の育成にも注力していきます。

今後の展開エリア拡大とグローバル人材の育成

 足元では中国(香港特別行政区)を起点としたアジア展開を優先度の高い取り組みとして位置付けつつ、アメリカや欧州においては各国の市場特性を見極めながら展開を進めます。インドは新興国として市場成長が大きく期待できる地域と認識していますが、国内生産や現地企業の成長が期待されていることも踏まえ、現地パートナーとの連携を重視し、長期的な視点での進出拡大を目指します。
 一方で、これらのグローバル展開を担う人材の育成は、課題として強く認識しています。キャリアステップとして、海外赴任などの体制強化や情報発信を通じた従業員の海外志向の醸成など、次世代に向けたグローバル人材の育成を進めていきます。
 海外各社と事業部間の連携については、出向メンバーをハブとした現地での事業を発展させる仕組みの構築や、各社間の定例会の実施など、コミュニケーション頻度と展開スピードの向上により連携強化をはかっています。また、各地域への出店計画はグループ内にも情報共有することで、各ユニットが進める海外戦略との連携もはかっています。
 アミューズメントユニットは、ファンとリアルな場でタッチポイントを持つ唯一の存在として、海外ファンの声をグループ内へも反映し、リアルエンターテインメントのグローバル展開を加速させていきます。

私にとってのパーパス

パーパスの解釈として、世界中に“楽しさ”を届けるために、まずはお客さまと直接つながれる拠点をもっと増やしていくことがパーパス実践において大事だと感じています。リアルな場があるからこそ生まれる体験や感動を、これから先もずっと広げていきたいと思っています。

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