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島根スサノオマジックのサステナブル活動「SMILE HIGH FIVE」

左:沓名 克敏  株式会社バンダイナムコ島根スサノオマジック 営業部 ゼネラルマネージャー 右:久城 秀太 株式会社バンダイナムコ島根スサノオマジック コーポレート部 リーダー

2019年にバンダイナムコグループ入りした島根スサノオマジック

 島根スサノオマジックは、島根県松江市をホームタウンとするプロバスケットボールチームです。2010年にチームが設立された後、2019年に(株)バンダイナムコ島根スサノオマジックを運営会社としてバンダイナムコグループの一員となりました。島根スサノオマジックが掲げる理念「地域に元気と感動を与える」と、スポーツをエンターテインメントとして昇華させる、という想いがバンダイナムコグループの価値観と一致したことがグループ入りの大きな要因となりました。
 島根スサノオマジックとしてもグループが保有するIPを活用できることは大きな強みとなります。ユニフォームや会場装飾、選手紹介の演出に至るまで、他チームとの差別化をはかる要素となっています。島根スサノオマジック限定のIP関連グッズ販売も展開しており、地域密着型スポーツとコンテンツビジネスが融合する新たなビジネスモデルを築いています。

社会的課題に対応したサステナブル活動「SMILE HIGH FIVE」

 チーム創設から様々な活動をしてきましたが、それらをサステナブル活動として新たにまとめ「SMILE HIGH FIVE」として2024年に発足しました。この活動では、クラブコンセプトである「風を起こそう。」のもと、持続可能でより良い社会の実現に向け、社会的課題に対応する活動を地域の人々と連携しながら推進しています。
 私たちが活動を発足させた背景には、島根スサノオマジックとして地域の人々から必要とされる存在になりたいという強い想いがあります。発足当初は、チーム内での横展開が十分ではなく、活動への認知も浸透していなかったものの、現在では選手をはじめとする関係者や地域に向けて、活動を発信する流れが生まれつつあります。地域やファンへの浸透はまだこれからですが、地道に目の前のことに取り組み続け、情報発信に努めながら着実に歩んでいきたいと考えています。

主要な取り組み

「Let’s Play Basketball」プロジェクト

 「Let’s Play Basketball」プロジェクトでは、島根県内約210の小学校全校に、それぞれバスケットボール6球を寄贈しました。島根スサノオマジックは地域の支えによって活動しているチームであり、地域に恩返しをしたいという想いから始まったプロジェクトです。子どもたちにバスケットボールに触れる機会を提供するとともに、小学校で使用されているバスケットボールの老朽化や少子化による学校の廃校・統合、地域ごとで所持する備品に格差がある、といった課題解消にも貢献しています。子どもたちから多くの喜びの声をいただくとともに、学校の教職員の方々もバスケットボールに興味を持っていただくなど、未来のバスケットボールプレイヤーの輩出や地域活性化にもつながっていると思います。将来的には中学校や、島根県を超えて山陰地方全体も視野に活動を拡大していきたいと考えています。

写真:選手とボールがつなぐ笑顔の輪。寄贈記念集合写真

「夢授業」プロジェクト

 「夢授業」は島根スサノオマジック創設1年目より続けている取り組みで、所属選手が島根県内の小学校を訪問し、子どもたちと「夢」を語り合いバスケットボールを通じて交流を深めながら、郷土島根への愛着の醸成や青少年の育成に貢献しています。
 島根県内の小学校に対して、選手への負担などを考慮しつつ、可能な限り多くの学校と交流を実施しています。2024年11月には8校、2025年2月には6校を訪問しており、選手たちにとっても毎年の恒例行事として定着しています。これにより地域から愛されるチームになることに加え、「SMILE HIGH FIVE」自体の取り組みの認知度を上げていきます。

写真:「夢授業」を通じて、選手と子どもたちが織りなす、忘れられない思い出の瞬間

鳥取大学医学部附属病院との連携協定

 (株)バンダイナムコ島根スサノオマジックと鳥取大学医学部附属病院は、社会貢献活動やメディカル業務を通じて、相互に地方創生事業の一翼を担うことを目的とした連携協定を締結しています。例えば、支援の輪が広がるきっかけになればとの想いから、所属選手がサンタクロースに扮して鳥取大学医学部附属病院小児科を訪問し、病気と闘う子どもたちと交流しています。こうしたバスケットボールの枠を超えた地域・社会への貢献活動も、島根スサノオマジックでは今後積極的に行っていきます。

写真:小児病棟に夢を運ぶ、サンタに扮した選手たち
担当者から一言
沓名 克敏
競技面で常勝チームへと成長していくと同時に、地域やファンから愛されるチームになることで、本当の意味での強いチームになる必要があります。継続して活動することに注力していきたいです。
久城 秀太
島根県出身者として、大好きな島根において、島根スサノオマジックの試合や「SMILE HIGH FIVE」の活動を通じて話題を創出し興味を持っていただくことで、島根が抱えている人口減少問題を軽減できないかと考えています。

私にとってのパーパス

沓名エンターテインメントは人の心を共鳴させ、人と人の距離を縮めることができます。さらに、サステナビリティを通じてもファンと共鳴できるのがエンターテインメントの強みだと感じており、今後もこの共鳴の輪を広げていくことで、バンダイナムコのパーパスを実現していきます。

久城非日常空間をファンに提供するため、私たちは裏方として従業員がパーパスを体現できる環境を作っていきます。私たち自身がワクワクすることを忘れずに仕事をすることで、島根スサノオマジックの試合を見に来た方にワクワクを届けたいです。

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