サステナビリティサイト

Sustainability ACTIONS

資源・原材料の持続可能な利用
開封済みカードパック リサイクルプロジェクト

トレーディングカードの開封済み包装を資源に!

バンダイは2024年、トレーディングカードの開封済みカードパックをリサイクルするプロジェクトを開始しています。これまでは捨てられてきたカードパックを、カードケースへと生まれ変わらせています。

プロジェクトの背景

トレーディングカードの“パック”
開封したらもういらない?

プラスチックごみによる環境汚染が深刻化し、政府や企業は循環型社会を目指してさまざまな活動に取り組んでいます。近年では、消費者の間でもエコフレンドリーな製品やサービスを期待する声が高まってきたなか、バンダイも自分たちにできることを考え、行動に移してきました。その一環として始めたのが、「開封済みカードパックリサイクルプロジェクト」です。トレーディングカードを包む袋であるカードパックは、開封後は役割を終えて捨てられていましたが、これに着目したのです。

トレーディングカード。カードパック(左)に包装された状態で販売されている
プロジェクトの現在
カードケースは、エコマーク認定とバンダイ独自のサステナブル製品認定を取得

カードパックからカードケースへ
トレカファンの必需品に再生!

開封済みカードパックの回収は、2024年に始まりました。全国のONE PIECEカードゲーム公式ショップやイベント会場に回収BOXを設置。回収したカードパックは、破砕・材料化・成形を経て、「再生カードケース」に生まれ変わります。大切なカードを守るのがカードパックの役割ですが、カードケースに再生したあとも、同じ役割を果たすのです。

なぜ、カードケースなのか――それは、トレーディングカードゲームに欠かせないアイテムだからです。再生カードケースを実際に使っていただくことで、プレイする皆さまがリサイクル活動の重要性を感じ、環境問題を意識する機会になればと考えています。2024年の「東京おもちゃショー」では、再生カードケースを配布し、この取り組みをプレイヤーの皆さまに知っていただくきっかけとしました。

再生カードケースは、回収したカードパックを含む再生プラスチック材を45%使用。日本環境協会のエコマーク認定とバンダイ独自の規格であるサステナブル製品認定を取得しました。

回収したカードパックは、仕分け、破砕、樹脂化、造粒を経て、プラスチック製品に生まれ変わる

開封済みカードパックリサイクルプロジェクトの紹介動画

プロジェクトのこれから

カードパックの回収を当たり前に
リサイクル活動をもっと広めたい

「開封済みカードパックリサイクルプロジェクト」は、これからもカードパックの回収を続けていきます。そして、カードケースはもちろん、それ以外の製品へのリサイクル展開も検討しています。これからも安定した回収体制を保ちつつ、より多くの人にリサイクル活動を知ってもらえるよう、取り組みを広げていきます。