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GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION

ガンダムが描く“未来社会のデザイン”を「EXPO2025 大阪・関西万博」に出展

バンダイナムコホールディングスは、「EXPO2025 大阪・関西万博」にパビリオン「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」を出展しました。パビリオンに込めた思いをご紹介します。

プロジェクトの背景

ガンダムシリーズを通して描く未来

1979年に放送された『機動戦士ガンダム』は、人類が宇宙に住む架空の時代「宇宙世紀(Universal Century)」を舞台に、モビルスーツ「ガンダム」が存在する世界を描いた作品です。この作品で描かれた世界観は、現実社会における技術革新や環境問題解決などへの示唆が含まれています。

そこでバンダイナムコホールディングスは、ガンダムの世界観を通じて“未来社会を考えるパビリオン”を出展しました。

「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」ビジュアル
プロジェクトの概要

宇宙での暮らしが当たり前になった世界で
→ガンダムは人類と共存する平和の担い手に

「EXPO2025 大阪・関西万博」に出展した「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」が目指したのは、ガンダムを通して世界中の人々とつながり、「未来」を考えるきっかけの場となることでした。

ガンダムシリーズが描いてきた「人が宇宙で生活する未来」は、いまや現実のものになろうとしています。そこで「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」は、宇宙での暮らしが当たり前になった世界を描きました。

約50分間の体験型ツアーは、宇宙への旅を「映像」だけでなく、「身体」で感じる演出となっており、PHASE0から7まで段階的な体感を提供します。小型ロボットのキャラクター「ハロ」が案内役となり、参加者を軌道エレベーターへと誘導し、壮大な宇宙の旅へと導きます。従来のアニメ『機動戦士ガンダム』においてはモビルスーツは「争いの中で活躍する武器」として描かれましたが、万博では「人類と共存する平和の担い手」として新たに定義し、来場者に未来への希望と可能性を提示しました。

また、パビリオンにはサステナビリティを念頭に置いた展示も設け、スペースコロニーのオブジェにはガンプラのランナー(プラモデルの枠の部分)を使用しました。大阪府の小学校で開催したガンプラアカデミアにおいて、小学生からランナー2000個を回収し、活用したものです。さらに、未来のエネルギーの展示として、パビリオン内の草木の中に球体型ボタニカルライトを設置。これは土壌や水辺に電極を刺しておくだけで明かりがつくライトで、植物と共存する微生物が生命活動をする際に土や水の中で放出される電子を利用して発電する様子を展示しました。

体験型ツアー
ランナーで作ったスペースコロニーのオブジェと球体型ボタニカルライト
プロジェクトのこれから

これからも、ガンダムを通して
世界中の人とともに「未来」を考えたい

屋外に展示した約17mの実物大ガンダム像は、2020年12月から2024年3月に開催した「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA(神奈川県横浜市)」で展示された動く実物大ガンダムの資材を再活用したものです。宇宙、そして未来へと手を差し伸べる新たな姿で登場しました。バンダイナムコホールディングスはこれからも「ガンダム」を通して世界中の人々とつながり、ともに「未来」を考えるきっかけの場をつくっていきます。

注)「EXPO2025 大阪・関西万博」は、2025年4月13日から2025年10月13日の期間に開催されました。

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