生野 由紀 株式会社バンダイナムコホールディングス
社外取締役
多様なステークホルダーの声を経営に活かし、
建設的な対話を通じて、持続的な成長を後押ししていきます。
取締役就任前に外部の立場からバンダイナムコグループを見て強く感じたのは、多様な人気キャラクター(IP)を起点に幅広い商品・事業を展開し、世界中のファンとの関係性を大切に育んできた企業であるということです。こうした事業展開力に加え、安定した財務基盤を備えていることも、当社グループの大きな強みであると捉えています。
私はこれまで30年以上にわたり欧米の投資銀行で勤務し、グローバルな視点から日本企業の金融・財務案件に携わってきました。その経験から、企業価値を見極めるには、「資本の効率性」という財務の視点に加え、「強みを維持・拡大する力」という非財務の視点が重要であると実感しています。特にIPを中核とするエンターテインメント企業においては、IPを長期的に育て、ファンとのエンゲージメントを深めることで生まれる、数字に表れにくい価値を見極める視点が欠かせないと考えています。
社外取締役としては、中長期的な成長を見据え、資本効率と投資規律の観点から、一つ一つの投資が持続的なIP価値の創出につながっているかを注視していく考えです。安定したキャッシュ・フローを成長投資や株主還元につなげ、トイ、ゲーム、アニメ、イベントなどを通じたIP展開により、グループの総合力を高めていくことを重視していきます。
また、当社グループのグローバル展開は、日本が誇るIPを世界に発信し、新たな価値を創出するうえで重要な役割を担っています。不透明な国際情勢が続く中、地政学リスクや各国の規制環境の変化を的確に捉え、適切なリスクマネジメントと持続的な成長を両立させる視点が重要です。
バンダイナムコグループがパーパス「Fun for All into the Future」のもと、世界中のファンに楽しさや感動を届け続けられるよう、社外取締役としての役割を果たしていきたいと考えています。多様なステークホルダーの声を経営に活かし、建設的な対話を通じて、持続的な成長を後押ししていきます。

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