体験型公式ショップ「THE★JOJO WORLD」の挑戦
ファンの期待を超える体験価値の提供を
通じて、IP価値向上に貢献
久家 麻衣子Maiko Kuge
株式会社バンダイナムコエクスペリエンス
CXリテール事業ディビジョン
ゼネラルプロデューサー/スペシャリスト
体験価値で支持を広げる常設店「THE★JOJO WORLD」
2021年から不定期で開催してきた体験型イベント「JOJO WORLD」は、『ジョジョの奇妙な冒険』の世界観を体感できる店舗設計やアトラクション、ミニゲームがファンの支持を集め、累計来場者は50万人に達しました(2026年3月時点)。この支持とファン層の広がりを受け、2025年7月、世界初の常設店となる体験型公式ショップ「THE★JOJO WORLD」を東京渋谷にオープンしました。
特徴は、買い物そのものを「奇妙な冒険」に変える体験価値の追求です。来店客は作中設定に沿った演出を体験し、世界観に没入しながら回遊できます。常設店では原作・アニメグッズや一番くじ・カプセルトイなどグループ各社協働の限定商品も展開しています。新商品やミニゲームの入替が「訪れるたびに新しい発見がある」体験を生み、新規層やインバウンドの増加も相まって、売上は想定を上回っています。店舗での体験を入口に新たなファンも生まれ、IP価値の向上に寄与しています。
出店においては、ファンと作品の双方を見据え、IPが集積する立地を重視しています。今後国内では2026年冬に2号店を大阪に出店予定です。「主人公」をテーマとする東京に対し、大阪は「悪」をテーマに据え、双方を訪れたくなる施設を目指します。
海外では、これまで北米の期間限定店舗やイベントへの出展で高い評価を得てきました。また、アニメ配信を通じ、世界的に作品の認知度自体も高まっています。「Anime Expo 2026」では作品になぞらえた北米大陸横断のPOP UPツアー開催を発表しました。まずは、重点地域でもありグループ拠点のある北米に注力し、体験型イベントの開催を起点に需要を見極め、常設化の可能性を探ります。
体験価値を軸としたIP価値の向上
これからも「THE★JOJO WORLD」を通じて、ファンの期待を超える体験価値を提供し続けるとともに、この体験型公式ショップのモデルを、多様なIP・作品へ横展開していきます。体験を通じて作品への愛着が深まり、再読や再視聴を促す効果は、版権元様と協力することで生まれる、 (株)バンダイナムコエクスペリエンスが担う価値です。こうした体験価値の提供を通じて、IP・作品のさらなる価値向上を目指していきます。

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