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中国トイホビー事業
日本IPと中国発IPで広げる
新たなファンとのタッチポイント

Profile

小西 諒Ryo Konishi

Bandai Namco Entertainment(Shanghai) Co.,Ltd.
ローカルディベロップメントディビジョン
ロト・オリジナルMD部 オリジナルMD2課
マネージャー

拡大する中国市場へ向けた「地産地消」戦略

 中国内地のエンターテインメント市場はこの数年急速に成長を続け、トイホビーを中心としたグッズ市場だけでも5兆円を超える規模と言われています。その中で、以前よりバンダイナムコグループは中国市場において高い認知度を有していますが、変化の速い中国市場で成長を継続するには、市場特性に即したスピーディな戦略策定が不可欠です。そのため、当社では現地で独自に商品を企画開発する「地産地消事業」に重点を置き、年々その売上規模を拡大しています。
 特に私が在籍するローカルディベロップメントディビジョンは、日本のトイホビー事業が展開する商品ブランドとは異なる中国内地向け商品を企画、開発、販売する組織として設立され、立ち上げから数年で事業規模が大きく成長しました。当社の展開IPは多くが日本発であり、日本発IPの商品を展開する企業として多くのファンに支持されている一方で、近年世界的に存在感を高める中国発IPの取り組みも拡大しています。今後も日本発、中国発IP双方の魅力を活かしながら、市場に即した商品開発を現地で行っていきます。 

地産地消事業の展開拡大

2026年夏より展開を開始した低価格帯のガンダム商品

 中国内地グッズ市場は近年クローズドボックスが牽引しており、現地通貨で49元~89元の価格帯の商品が主流となっています。一方でエントリー層からコア層まで様々なガンダムファン層が存在する中国においては、幅広い価格帯の商品展開が求められます。そこに対して2026年の夏から、より低価格となる9.9元でのガンダム商品展開を開始し、中国内地全土で抜本的にガンダムファンを拡大することを目指します。このような打ち手も、現地に企画開発組織が存在するからこそ可能な戦略だと考えています。
 中国のファンは、自分の「好き」を積極的に表現してくれる方が多いと感じています。SNSやイベント、店舗を通じてその声を受け止めながら、一人でも多くの方にIPとの出会いを届けたいと思います。日本発IPと中国発IPの可能性をさらに広げ、中国全土にバンダイナムコの魅力を届ける挑戦をこれからも続けていきます。

私にとってのパーパス

一言で言うと「ニュータイプ」です。『機動戦士ガンダム』作中に登場する専門用語ですが、いちファンとして形而上的な部分で人と人とをつなぐ力だと独自解釈しています。IPにも地域や慣習を超えて「これいいよね!」位の気軽さで人と人とを繋げる力があると感じており、その輪を広げる事が複雑な今の世界をほんの少しでも良い方向に進めていくと思っています。

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