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ユニット事業統括会社社長からのメッセージ

Digital Unit デジタルユニット

強固な事業基盤をつくるとともに
ファンの期待を超えるタイトルを生み出していきます

Nao Udagawa
宇田川 南欧
株式会社バンダイナムコホールディングス 取締役(非常勤)
デジタルユニット担当
株式会社バンダイナムコエンターテインメント
代表取締役社長

中期計画初年度における成果

 デジタルユニットの2026年3月期は、複数の大型タイトルの大ヒットがあった前期とのタイトル編成の違いが業績に影響しましたが、新規タイトルが想定以上のヒットになるなど、開発体制強化に向けた取り組みの効果が表れた年となりました。中でもネットワークコンテンツの新作タイトル「SDガンダム ジージェネレーション エターナル」は、「ガンダムシリーズ」の映像作品や商品・サービスとタイムリーに連携した展開ができたことで、業績に大きく貢献しました。デジタルユニットとしても、ガンダムIPの価値向上に寄与できたと受け止めています。
 また、デジタルユニットのIP資産を多彩なエンターテインメント領域へ展開するため、2025年4月に立ち上げたライセンス事業部も着実に成果を上げています。対応窓口を一本化したことで、他社や自治体とのコラボレーションが進みやすくなり、意思決定のスピードも上がりました。具体的には「PAC-MAN」の45周年を盛り上げるなど、ゲームIPを別の収益源へ広げる基盤が整ってきました。家庭用タイトル「ELDEN RING」の実写映画化プロジェクトも2028年のグローバルでの公開に向けて進行しており、ゲームと映像の連動は、今後ますます重要になる領域だと捉えています。

ゲームポートフォリオの最適化と開発力の強化で、安定的にヒットを生み出せる体制へ

 ゲームは非常にクリエイティブな領域ですが、良い作品を継続的に生み出していくには、作り手の情熱や創造性に加え、ゲームポートフォリオ、開発体制といった事業基盤が欠かせません。だからこそ、どの領域に注力し、どのIPにどのゲームジャンルを掛け合わせ、どこに投資するのかを明確にし、そのうえでクリエイティビティを最大限に発揮できる体制を整えることが重要です。また、私たちは、単年のヒットだけを見ているわけではありません。開発期間の長いタイトルと、時代やIPの旬を捉えて短期間で展開するタイトルの両方で、最適なゲームポートフォリオを構築し、安定性と成長性を両立させる方針です。これにより、ファンに「買ってよかった」「遊んでよかった」と思ってもらえるタイトルを継続的に提供していきたいと考えています。
 開発力の強化という点では、会社としてどのタイトルの開発を進めるかを各部門の責任者が俯瞰的に考え、共有し、優先順位やリソース配分を議論できる体制へと変えてきました。これにより、IP間の連動や事業部をまたいだ協働が進み、個々のタイトルだけでなく、事業全体での価値最大化を目指す開発体制へと進化しています。さらにこの横断的な視点での開発を推進するため、当社ではIPの特性に応じて、デジタルユニットのノウハウを活かした内製開発と外部パートナーとの開発を最適に組み合わせ、それぞれの知見を相互に活用することで、開発力の一層の強化をはかっています。
 また、内製ゲームエンジン「SOL-AVES」の導入によって、開発効率の向上に加え、IPの世界観や遊びの個性をより反映しやすいゲームづくりや、ノウハウの蓄積も進めていきます。様々なパートナーとの取り組みが広がり、新たな発想や斬新なタイトルの創出につながることを期待しています。
 そして、開発の効率化だけでなく、ゲームタイトルを通じて世界中にIPを広げ、グループのリソースを最大限に活用しながら、多彩なエンターテインメントを提供していくことも重要です。そのために、ファンとのつながりを深化させることは最も大切なテーマです。SNSなどを通じた発信に加え、リアルイベントによる接点の強化・拡大も重視しています。同じ場所に集まり、体験を共有することが、より深いつながりを生みます。そうした場を通じて、ゲームから生まれたIPがゲームの枠を超えて、ファンとの新たな接点となって作品の世界観を広げ、より大きな価値を生んでいます。

自社の成長にとどまらず、業界全体の存在感を世界へ広げていきたい

 ゲーム開発投資は金額規模が大きく、投資を続けるには、強い収益基盤が必要です。だからこそ、まずは安定した運営を維持しているネットワークコンテンツや既存の家庭用タイトルの売り伸ばしを中心に強固な基盤をつくり、そのうえでファンの期待を超えるヒットタイトルを生み出すことで、グループ全体のさらなる盛り上がりにつなげていきたいと考えています。さらにグループの枠だけにとどまらず、外部企業とパートナーシップを組みながら、エンターテインメント業界全体の存在感を世界へと広げていくことも、強く意識していきます。そして、その先頭に立つことが、私たちデジタルユニットの挑戦であり、使命です。

私にとってのパーパス

入社以来ずっとパーパスに向き合って働いてきたのだと思います。

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