ユニット事業統括会社社長からのメッセージ
時代を超える「価値」を創出し
グループのグローバル展開に貢献していきます
浅沼 誠 株式会社バンダイナムコホールディングス 取締役(非常勤)
映像音楽ユニット担当
株式会社バンダイナムコフィルムワークス
代表取締役会長
中期計画2年目とユニット再編の狙い
映像音楽ユニットの2026年3月期は、「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」の人気が「ガンダムシリーズ」のファン層を拡大するとともに、グループの商品・サービスのヒットにも波及し、業績に大きく貢献しま
した。
中期計画2年目の2027年3月期においては、映像事業で生み出した新規IPや豊富な定番IPを活用し、グローバルでライセンス事業を拡大するとともに、音楽やライブイベント事業では、バンダイナムコらしい音楽事業の創出を進めていきます。
こうした戦略の推進に向け、2026年4月にユニット内の組織再編を実施しました。ガンダム関連の機能とIPプロデュース機能を(株)バンダイナムコフィルムワークスへ、また音楽資産の活用機能を(株)バンダイナムコミュージックフロンティアへ集約することで、意思決定の迅速化・精度向上をはかるのが目的です。
一方、海外事業の拡大に向けては、北米地域において、現地法人Bandai Namco Filmworks America Inc.(BNFA)が、
「ガンダムシリーズ」に関するブランディング施策を本格的にスタートしています。今後は他のIPについても、こうしたBNFAによる自律的展開を進めていく方針です。
映像事業:映画事業とライセンス事業の強化
強化を進める映画事業においては、2026年3月期は幅広いラインナップで劇場版25作品を手掛けました。これだけの作品数が実現できたのは、自社スタジオによる内製と外部パートナースタジオによる協業とを両立する、独自の制作体制があるからです。この体制は展開作品数の確保につながるだけでなく、原作起点の映画化や自社オリジナル作品のどちらも手掛けられるなど、幅広いチャレンジにもつながっています。映像事業では、テレビアニメと映画作品の両輪でヒット作を創出することが重要であり、相互に補完し合いながらIPの価値最大化を目指していきます。
ライセンス事業の強化では、抜本的な体制強化を進めています。体制のみならず、私たちがこれまで積み上げてきたIPのライブラリーこそが価値の源泉であり、これをいかに広げ、活用していくかがライセンス事業の肝になります。大きな節目として2027年がアニバーサリーイヤーとなる「サンライズ50周年」プロジェクトでは、長きにわたり作品を支えてくださったファンの皆様へ感謝をお伝えするとともに2028年にかけて多角的な記念事業を展開します。「既存ファンがより楽しめるにはどうするか」「新しいファンをどう獲得するか」といった視点を持ちながら、一歩踏み込んだ施策を推進していきます。
また海外では、最大の有望市場である北米地域における取り組みを強化します。ハリウッド実写版映画「GUNDAM(仮称)」の共同制作においても、継続的な投資を実施しながら、BNFAを拠点に鋭意制作が進行しており、最適な公開形態やグループ商品・サービスとの連携を行うべく準備をしています。
音楽・ライブイベント事業:バンダイナムコらしい価値の創出へ
音楽事業については、楽曲のヒットに向けて、拡散力の高いTVアニメなど映像作品とのタイアップが欠かせません。逆に言えば、そうした映像作品を自前で用意できる当社グループには、相対的優位性があります。
ライブイベントで多くのファンを動員する「ラブライブ!シリーズ」などに象徴されるように、ファンはリアルな「つながり」を求めています。こうした中、年間800本以上のライブイベントを手掛ける(株)バンダイナムコミュージックライブでは、新たに稼働したライブホール「Shibuya LOVEZ」を有効活用していきます。また、(株)ウドー音楽事務所との戦略的パートナーシップにより、両社の強みを掛け合わせ、新たな価値創造を目指し、より魅力的なライブ
体験をファンへ届けていきたいと思います。
時代を超える「価値」の担い手として
当社グループのビジネスの中で、映像音楽ユニットは独自の立ち位置を占めています。それは、グループのIP軸戦略を根底の部分で支え、50年後、100年後も通用するような、時代を超えた「普遍的価値」の創出を目指す役割を担っているからです。
世界で高く評価される日本発アニメーションの一翼を担う私たちの根本にあるのは、「おもしろい作品をつくる」ことに尽きます。この「おもしろい」は、単純に笑える面白さもあれば、深く考えさせられるような面白さもあり、多種多様な「おもしろさ」があるはずです。それこそが普遍的価値につながります。私たちグループのパーパスに共感し、「普遍的価値」の創造に飛び込んできてくれる志の高い人々とともに、未来を築いていきたいと考えています。



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私にとってのパーパス