IPの保護
バンダイナムコグループでは、お客さまに安心・安全な商品・サービスをお届けし、その世界観を守るため、社外のパートナーと緊密に連携して知的財産権侵害対策に取り組んでいます。
模倣品・海賊版への対策
模倣品への対策を徹底
バンダイナムコグループはIPが持つ世界観を守り、お客さまに安心・安全な商品・サービスをお届けするため、模倣品対策をはじめとした「IPの保護」を推進しており、各国の権利者団体や行政当局と連携し、侵害対策の強化や知的財産に関する理解促進に努めています。
BANDAI SPIRITSでは模倣品対策の一環として、ハイターゲット(大人)層向けコレクターズブランド「TAMASHII NATIONS」の全商品に、偽造防止加工を施した特殊仕様の正規品証明マークを添付しています(一部商品を除く)。
模倣品撲滅に向けた各機関との連携と啓発活動
模倣品撲滅に向けては、自社のみならず社外パートナーや行政とも緊密に連携をとりながら取り組みを推進しています。
バンダイ、BANDAI SPIRITSにおいては模倣品の早期発見、拡散防止ならびに排除を目的に、国内外市場やウェブサイトでの侵害対策や、税関での輸出入差止申立を適宜実施しています。
一例として、2024年度には機動戦士ガンダムの模倣品を取り扱う海外の模倣品製造グループを一斉摘発、模倣品の完成品約19,000点、ランナーパーツ約39,500点を押収しました。さらにグローバルでのECサイト模倣品対策では、AIを活かした侵害対策システムを活用し、年間3万件以上の模倣品を削除しています。摘発を行った現地当局には表敬訪問をするなど、行政とのさらなる連携強化に努めています。
バンダイナムコエクスペリエンスにおいても、2024年度に、中国における業務用「SWEET LAND5」の模倣品に対する行政摘発、「湾岸MIDNIGHT MAXIMUM TUNE」シリーズのエミュレータ関連情報の削除、舞台「LIAR GAME murder mystery」の無断配信動画の削除など、模倣品・違法動画への侵害排除対策を計48件実行しました。
また2024年11月、国際知的財産保護フォーラム(IIPPF)主催で、Z世代向けの知財啓発イベントの第三弾が名古屋で開催されました。本イベントは、「世界のニセモノ対策最前線!-知財で目指す、より良い社会-」をテーマに、「模倣品のリアルを知ってもらう」ことを目的として実施されたもので、イベントではオンライン取引において模倣品が世界規模で拡大している現状や、それに対する企業の取り組み、模倣品の危険性を、プレゼンやパネルディスカッションを通じて紹介。IIPPFメンバーであるバンダイ知財担当者も登壇しました。
その他に、イベントのみならず動画共有サイトなどSNSを活用し、作成した啓発動画をユーザーに見てもらうことで、模倣品撲滅活動のさらなる強化につなげています。
このようにバンダイナムコグループでは模倣品対策をはじめとした「IPの保護」をより一層推進すべく、社外パートナー、各国の各種団体、行政当局と連携し、侵害対策の強化や知財の啓発に努めています。
模倣品撲滅のプロセス
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