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IPの保護

バンダイナムコグループでは、お客さまに安心・安全な商品・サービスをお届けし、その世界観を守るため、社外のパートナーと緊密に連携して知的財産権侵害対策に取り組んでいます。

模倣品・海賊版への対策

模倣品への対策を徹底

バンダイナムコグループはIPが持つ世界観を守り、お客さまに安心・安全な商品・サービスをお届けするため、さまざまな施策に取り組んでいます。

BANDAI SPIRITSでは、模倣品対策の一環として大人向けコレクターズブランド「TAMASHII NATIONS」の全商品に、正規品であることを証明するマークとして、偽造防止加工を施した特殊仕様シールを添付しています(一部商品を除く)。

2023年5月以降順次、新仕様のシールデザインに変更

「TAMASHII NATIONS」の商品に貼付している特殊仕様シール
※画像はイメージです

行政と連携した模倣品撲滅に向けた取り組み

模倣品撲滅に向けては、自社のみならず社外パートナーや行政とも緊密に連携をとりながら取り組みを推進しています。

バンダイ、BANDAI SPIRITSにおいては模倣品の早期発見、流入防止ならびに排除を目的に、国内外の市場およびインターネット販売を含むウェブサイトの監視や、税関への輸出入差止申立を適宜実施しています。その一例として、2023年3月には、中国・寧波において、模倣品が製造されるタイミングに合わせて摘発を実行。5種・約8,600個の模倣品在庫と金型の押収に成功し、さらに工場経営者ら3名も逮捕されました。

今後も行政との連携を強め、模倣品撲滅に向けた取り組みを進めていきます。

模倣品撲滅のプロセス

中国における模倣品摘発の様子

海賊版撲滅に向けた啓発活動に参画

バンダイナムコグループは、一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構(CODA)が事務局を務める「マンガ・アニメ海賊版対策協議会」と連携し、日本が誇るマンガ・アニメを全世界で守り、さらなる良質な作品を生むプロジェクト「Manga-Anime Guardians Project」(MAGP)に参画しています。

本プロジェクトにおける啓発活動の一環として、2021年からバンダイナムコピクチャーズ製作のアニメーション作品「ケロロ軍曹」とNO MORE映画泥棒のコラボレーション動画を制作しています。この動画は全国の劇場で上映されました。

国際知的財産保護フォーラムと連携した知財啓発活動

2023年6月、国際知的財産保護フォーラム(IIPPF)主催で、Z世代向けの知財啓発イベントが開催されました(共催:世界税関機構(WCO))。本イベントは、「世界のニセモノ対策最前線!-知財で目指す、より良い社会-」をテーマに、「模倣品のリアルを知ってもらう」ことを目的として実施されたものです。

イベントではオンライン取引において模倣品が世界規模で拡大している現状や、それに対する企業の取り組み、模倣品の危険性を、プレゼンやパネルディスカッションを通じて紹介し、IIPPFメンバーであるバンダイ知財担当者も登壇しました。

このようにバンダイナムコグループでは模倣品対策をはじめとした「IPの保護」をより一層推進すべく、IIPPFをはじめとした各国の権利者団体・行政当局と連携し、侵害対策の強化や知財の啓発に努めています。

Z世代向けの知財啓発イベント
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