ダイバーシティ&インクルージョンの推進
バンダイナムコグループは、さまざまな才能、個性、価値観を持つ企業や社員が生き生きと活躍することができる「同魂異才」の集団でありたいと考え、働く社員の多様性を尊重するとともに、グループ共通の基本方針として、新卒・キャリア、性別、年齢、国籍、人種、宗教や性的指向などにこだわらない採用・登用を行っているとともに、多様な人材が活躍することができ、心身ともに健康に働くことができる制度や環境整備に取り組んでいます。
ダイバーシティ&インクルージョンへの取り組み
グループ内の障がい者の雇用を促進しながら社会に貢献
バンダイナムコウィルは、障がい者雇用促進を目的としたバンダイナムコグループの特例子会社です。主にグループ各社からの受託業務を担い、メール室の運営、オフィスおよび店舗清掃、オフィス事務、開発・営業サポート業務などに従事しています。
また、グループ全体の障がい者雇用推進の旗振り役も担っており、「障がい」への正しい知識を伝えるサイト「ゆになび」の運営や、グループ各社とバンダイナムコウィルの障がいのある社員のインターンシップの実施などを通じて、障がい者とともに働く環境への理解を促しています。
これらに加え、近年では農園運営にも着手しました。地元の公益法人とも連携しながら、栃木県鹿沼市の農園で果実や野菜を生産しています。取り組みを通じて、障がいのある人たちの安定した雇用の創出・促進を図るとともに、地域とグループへの新しい価値を提案しています。
今後も一人ひとりの個性を尊重し、グループと社会に貢献する企業を目指していきます。



女性活躍・多様な働き方推進プロジェクト
バンダイロジパルでは、2024年度の働き方改革関連法施行に対応すべく、ワークライフバランスを実現する職場環境づくりに向けたさまざまな人事制度を整備してきました。一例として2023年度には変形労働時間制から固定労働時間制を導入し、2024年度からは年間休日125日と完全週休2日制となりました。フレックスタイム制度も一部導入し、働き方の多様化が進んでいます。
また、D&Iの一環として女性活躍・多様な働き方推進プロジェクトを発足し、他社との情報交換や人材交流などを積極的に行っています。
大規模なジェンダーに関する社内調査も行い、働きやすさの男女差や昇進意欲などの情報を収集し、今後プロジェクトで取り組むべき施策の検討につなげています。
このほかバンダイナムコヨーロッパでは2023年度、リヨンオフィスにおいて、バンダイナムコヨーロッパ、バンダイナムコエンターテインメントフランス、バンダイSASの従業員を対象に社内イベント「男女共同参画デー」を開催しました。当日は「男女共同参画」に対する従業員の意識を高めることを目的に、さまざまなワークショップやアクティビティを実施しました。なお本イベントは、GPTW※の従業員意識調査の結果を受けて実施したものです。
※Great Place To Work®(働きがいのある会社研究所)。世界150カ国で従業員意識調査を行い、その結果をもとに、「働きがいのある会社」を認定するとともに、ランキングなどを発表している国際的な調査機関。


障がい者の積極的雇用
バンダイナムコクラフトでは2016年から地域の養護学校と連携し、職場体験を通じて社会で働くイメージの一助になればとインターンシップを受け入れるとともに、障がい者の積極的な雇用に取り組んでいます。
聴覚障がい者の受け入れにあたっては、コミュニケーション手段の一つとして、配属部署および管理部の社員を対象に手話教育を実施。また指文字や手話に関する簡単な説明を工場内各所に掲示するなど、従業員同士のコミュニケーションの円滑化に取り組んでいます。


