人材育成
バンダイナムコグループ各社が、それぞれの事業特性に合わせた人事管理(採用・配置・育成・評価・報酬・福利厚生など)を行っています。
教育研修
ALL BANDAI NAMCOの意識醸成に向けてグループ合同研修を実施
バンダイナムコグループにおいては「パーパス “Fun for All into the Future”」のもと、地域やユニットの壁を超え、グループが一体となって事業に取り組むALL BANDAI NAMCOによる一体感醸成と、グローバルで活躍する人材の育成を重要視しています。
役職や年次の節目にはユニットや地域をまたいだグループ横断研修を実施し、グループ間のつながりや新たな気づきの機会を提供しています。並行して事業特性に応じた専門的分野については、ユニットや個社での育成と二軸で取り組んでいます。また、事業やユニット、地域をまたぐ人事異動を積極的に行っており、グループが展開する各事業に対する理解を含め、グループの核となる人材の育成に取り組んでいます。従業員をはじめバンダイナムコグループに関わるあらゆる人々が互いを尊重しあい、生き生きと働くことができる職場環境を実現することで、社会と企業の持続的な発展を目指します。
研修名 | 概要 |
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1年目研修 | グループ同期との関わりを通じチームでの成果発揮やグループの意義について考える |
5年目研修 | パーパスを通じ自身の仕事の意義とキャリアについて考える |
新任マネージャー研修 | マネージャーとして組織を牽引するためのスキル強化と自チームビジョンの設定 |
グローバル次期経営者研修 | 将来グループを担うと期待される人材の意識付けと人脈構築 |
役員研修 | 会社の経営を行ううえで必要なマネジメント知識の習得 |
注)上記のほかに個社ごとの人材育成プログラムを実施しています。
「モノづくり」のスキルアップに向けた取り組み
バンダイナムコクラフトではモノづくりを行う技術会社として、グループ取引先の社員一人ひとりのスキルアップ、「モノづくり」がわかる人材への育成を目的に、2021年度から「モノづくり道場」を開講しています。「企画開発」「金型」「成形」「塗装組立」「品質保証」など、さまざまなテーマについて社内外講師による勉強会を行っており、2024年3月までに延べ950名を超える社員が参加しています。
またバンダイでは、従業員向けモノづくり学習サイト「Bandai Skill Link」を開設。従業員全員が参加できるウェブセミナーを開催するほか、短時間で学習を行える(マイクロラーニング)メールマガジンを配信し、また国内・海外の生産工場に社員が赴き、生産ラインで工員に混ざって自ら製品の製造を経験する「アクティブラーニング」などにより、スキルアップや業務理解の向上を図っています。2023年10月の開設以降、延べ1,404名が受講しました。(2024年8月時点)
クリエイター育成に向けた取り組み「GYAAR Studio」
ゲーム業界では、開発の大規模化や開発の長期化が進んでいることから、開発を通じたクリエイターの成長の機会が少なくなっているといった問題があります。そこでバンダイナムコスタジオでは、以前から取り組んでいた社内の若手育成の仕組みを外部にも活かすため、インディーゲームクリエイターに向けた「GYAAR Studio インディーゲームコンテスト」を2022年度より開始。受賞者に開発機材の貸し出しやクリエイター同士によるコミュニケーションの場の提供などの支援を行っています。
第2回コンテストでは国内のみならず海外、主にアジア地域(韓国・台湾)からの応募も増加しており、今後も引き続きゲーム業界のさらなる活性化を目的に、次世代を担うクリエイターの育成に取り組んでいきます。
作画塾・美術塾でクリエイターを育成
バンダイナムコフィルムワークスが運営する「サンライズ作画塾」「サンライズ美術塾」は、次世代のクリエイター育成を目指しています。奨励金を支給することで、塾生がよりクリエイティブな活動に集中できるよう後押しをしながら、現役で活躍する講師陣の指導のもと、基礎から実践までのさまざまな技術を学んでもらっています。卒塾した人材は、バンダイナムコフィルムワークスの即戦力として活躍しています。