人材育成
バンダイナムコグループ各社が、それぞれの事業特性に合わせた人事管理(採用・配置・育成・評価・報酬・福利厚生など)を行っています。
教育研修
ALL BANDAI NAMCOの意識醸成に向けてグループ合同研修を実施
バンダイナムコグループにおいては、「パーパス」のもと、地域やユニットの壁を超え、グループが一体となって事業に取り組むALL BANDAI NAMCOによる一体感醸成と、グローバルで活躍する人材の育成を重要視しています。
ユニットや地域をまたいだグループ横断研修を実施し、グループ間のつながりや新たな気づきの機会を提供するとともに、事業特性に応じた専門的分野については、ユニットや個社での育成を行っており、二軸で取り組んでいます。その他にも事業やユニット、地域をまたぐ人事異動やコミュニケーションの創出機会を設けており、グループが展開する各事業に対する従業員の理解を深めることを通じて、グループの核となる人材の育成に取り組んでいます。
グループ合同研修
種別 | 概要 |
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1年目研修 | グループ同期との関わりを通じチームでの成果発揮やグループの意義について考える |
5年目研修 | パーパスを通じ自身の仕事の意義とキャリアについて考える |
新任マネージャー研修 | マネージャーとして組織を牽引するためのスキル強化と自チームビジョンの設定 |
グローバル次期経営者研修 | 将来グループを担うと期待される人材の意識付けと人脈構築 |
役員研修 | 会社の経営を行ううえで必要なマネジメント知識の習得 |
注 1)上記のほかに個社ごとの人材育成プログラムを実施しています。
2)2022年度については新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受け1年目研修を実施していません。
グループ各社で事業特性に応じた教育研修を実施
バンダイナムコグループ各社で、個々の事業特性に合わせた教育研修を行っています。
バンダイナムコエンターテインメント
役割に応じたスキルを身につけるための「階層別研修」に加え、特定のスキルやスタンスを身につけてほしい社員を対象とする「選抜型研修」、個々のニーズに対応した「自由選択型研修」を実施しています。
バンダイ
新卒社員を対象に、チームビルディングの重要性を認識してもらう「バンダイアドベンチャープログラム」を実施。社員の語学力アップを応援する「早朝英語活動(通称エイカツ)」なども実施しています。
バンダイナムコフィルムワークス
新人育成のスキルやマインドのインプットを行う「育成担当者研修」、中堅層に必要なスキル獲得のための社外研修など、さまざまな研修を実施しています。
バンダイナムコアミューズメント
主体的なキャリア志向の醸成を図るプログラムや、自身の強みを知るためのアセスメントを含め、年齢層やライフステージに応じたプログラムと、ジョブや職種の人材要件に沿ったプログラムを用意。この両輪で多彩な人材の活躍を促進しています。
社員のキャリアプラン構築を支援
バンダイナムコグループでは、社員一人ひとりのキャリアの自律を支援し、将来の夢や目標のプランニングを促すことを目的に、毎年キャリアプランの記入と上司面談、グループ横断での異動希望申告の機会を設けています。また商品やサービス、IP創出にかかるアイデアなどを公募する各種ビジネスコンテストを実施。社員が自身の適性やモチベーションを意識する機会をつくり、キャリアプランを描きやすくなるようサポートしています。
作画塾・美術塾でクリエイターを育成
バンダイナムコフィルムワークスが運営する「サンライズ作画塾」「サンライズ美術塾」は、次世代のクリエイター育成を目指しています。奨励金を支給することで、塾生がよりクリエイティブな活動に集中できるよう後押しをしながら、現役で活躍する講師陣の指導のもと、基礎から実践までのさまざまな技術を学んでもらっています。卒塾した人材は、バンダイナムコフィルムワークスの即戦力として活躍しています。
アルバイトやパートナー社員の能力向上・登用に注力
全国でアミューズメント施設を運営し、リアルな体験としての「遊び」をお届けしているバンダイナムコアミューズメントでは、施設の運営を支えるアルバイトやパートナー社員の能力向上や積極的な登用に注力しています。
アルバイトやパートナー社員が仕事を魅力的だと感じ、イキイキと活躍できる環境づくりを目的に、「キャリアチャレンジ制度」を導入しています。役割ごとに等級を設け、定期的な評価を通じてランクアップを目指せる仕組みです。なかでも上位の等級として認められるためには全社統一試験に合格する必要があり、会社としてこの試験へのチャレンジを促すだけでなく、合格支援サポートを行うことで、職務内容を超えた能力向上の機会としています。
さらに、「店舗プロフェッショナル正社員」の社員区分を導入。これは、生まれ育った地元など、自分が希望する地域に密着した働き方を原則として、店長業務を筆頭に施設運営の仕事に特化して活躍する社員です。この店舗プロフェッショナル正社員への登用を積極的に行うことで、アルバイト・パートナー社員のキャリアアップの機会としています。
「モノづくり」のスキルアップに向けた取り組み
バンダイナムコクラフトはモノづくりを行う技術会社として、社員一人ひとりのスキルアップ、「モノづくり」がわかる人材に成長することを目的に、2021年度より「モノづくり道場」を開講しました。「企画開発」「金型」「成形」「塗装組立」「品質保証」など、さまざまなテーマについて社内外講師による勉強会を行っており、2023年3月までに、延べ900名を超える社員が参加しています。
2022年度はこれに加えて、アイデア創出の楽しさやモノづくりの面白さを知るきっかけとなってほしいと、「モノづくりアイデアコンテスト」を開催。生産効率化や新素材、新技術をテーマにした本コンテストには多くの社員が参加し、たくさんのアイデアが寄せられました。なお大賞に輝いたアイデアについては、実現に向けてプロジェクトが進行中です。