働きやすい職場環境の実現
バンダイナムコグループは、『誰もが各自のライフステージに合わせ、やりがいを持って働き続けることができる』企業を目指し、従業員が健康で安心して働くことができる職場環境づくりに取り組んでいます。
社内制度・インフラの整備
社内制度・サポート体制を拡充
バンダイナムコグループでは、多様な人材が心身ともに健康に働くための環境整備を推進しています。従業員誰もが働きやすい環境を整えるための規定をはじめ、柔軟な働き方を可能にするためのフレックスタイム制、裁量労働制、短時間勤務、時差勤務など、グループ各社がその事業形態に合わせて各種制度を整備しています。また、定期健康診断やストレスチェックのほか、バンダイナムコホールディングスのグループ管理本部内に長時間労働対策担当を配置しており、社員が安心して働ける環境をつくることで、従業員満足度の向上をはかっています。
なお、バンダイナムコエンターテインメント、バンダイ、バンダイナムコアミューズメント、メガハウスは、次世代育成支援対策推進法に基づき「子育てサポート企業」として厚生労働大臣の認定(くるみん認定)を受けています。また、バンダイナムコエンターテインメント、バンダイ、バンダイナムコビジネスアークは、女性活躍推進法に基づき、女性の活躍促進に関する状況などが優良な企業として「えるぼし認定」を受けています。また「健康経営優良法人2024(大規模法人部門)」において、バンダイナムコエンターテインメントおよびバンダイナムコスタジオが認定されています。
今後もグループ各社の経営層や人事部門と一体となって、従業員が働きやすい職場環境の整備、また従業員の健康増進に向けた取り組みを強化していきます。
外部評価 | 評価・認定を受けたグループ各社 |
---|---|
健康経営優良法人![]() |
|
くるみん認定![]() |
|
えるぼし認定![]() |
|
チャレンジする人材を支援する取り組み
バンダイナムコグループの主要会社では、各社の営業利益と従業員の利益分配金が相関する業績連動の報酬体系を導入し、従業員のチャレンジ意欲を喚起しています。また、各ユニット・各社においてIPや商品・サービスに関するアイデア提案制度などを設け、会社や部門の垣根を越えて、従業員が自ら提案できる仕組みを構築しています。さらに、チャレンジした部門や従業員を表彰する制度の導入などにより、チャレンジしやすい土壌・風土づくりに取り組んでいます。
社員のキャリアプラン構築を支援
バンダイナムコグループでは、社員一人ひとりのキャリアの自律を支援し、将来の夢や目標のプランニングを促すことを目的に、毎年キャリアプランの記入と上司面談、グループ横断での異動希望申告の機会を設けています。また商品やサービス、IP創出にかかるアイデアなどを公募する各種ビジネスコンテストを実施。社員が自身の適性やモチベーションを意識する機会をつくり、キャリアプランを描きやすくなるようサポートしています。
アルバイトやパートナー社員の能力向上・登用に注力
全国でアミューズメント施設を運営し、リアルな体験としての「遊び」をお届けしているバンダイナムコアミューズメントでは、施設の運営を支えるアルバイトやパートナー社員の能力向上や積極的な登用に注力しています。
アルバイトやパートナー社員が仕事を魅力的だと感じ、イキイキと活躍できる環境づくりを目的に、「キャリアチャレンジ制度」を導入しています。役割ごとに等級を設け、定期的な評価を通じてランクアップを目指せる仕組みです。なかでも上位の等級として認められるためには全社統一試験に合格する必要があり、会社としてこの試験へのチャレンジを促すだけでなく、合格支援サポートを行うことで、職務内容を超えた能力向上の機会としています。
さらに、「店舗プロフェッショナル正社員」の社員区分を導入。これは、生まれ育った地元など、自分が希望する地域に密着した働き方を原則として、店長業務を筆頭に施設運営の仕事に特化して活躍する社員です。この店舗プロフェッショナル正社員への登用を積極的に行うことで、アルバイト・パートナー社員のキャリアアップの機会としています。
エンゲージメントサーベイの実施
国内外グループ全社において、2023年3月期より、エンゲージメントサーベイを毎年1回実施しています。当調査は、「仕事へのやりがい・会社への貢献意欲」「パーパスの理解度・浸透度」「ダイバーシティ&インクルージョン」に関する内容となっています。
毎年の観測を実施することで、グループ全体で従業員のエンゲージメント向上に取り組み、多様で個性あふれる人材が生き生きと働き活躍できる環境づくりを推進しています。

転勤のない「ホームグラウンド制度」を運用
バンダイナムコアミューズメントでは、「ホームグラウンド制度」の運用を2023年度に開始しました。本制度は、店舗勤務の正社員に対し、原則として転勤がない働き方を適用するものです(特に希望する社員を除く※)。全国展開の強みを活かして従業員の生活拠点を安定化する、地域に密着した新しい働き方を実現する取り組みとして、今後も継続していきます。
※対象となる部署に所属する正社員(275名)のうち、従来の「全国勤務希望制」希望者は約42%(115名)(2024年9月現在)

職場環境の向上
バンダイナムコグループでは、社内のコミュニケーション促進や職場環境向上などを目的に、さまざまな施策を実施しています。
バンダイナムコフィルムワークスでは、夏祭りや秋の文化祭など、シーズンごとにイベントを開催しています。2023年度の文化祭には延べ約1,000人が参加しました。また、体力測定や健康年齢測定などをテーマに健康イベントを実施し、社員の健康の維持・促進と社員間のコミュニケーション向上を図っています。


マイカップ施策
バンダイナムコグループでは、紙コップやペットボトルの使用量削減などを目的に、従業員のマイカップ使用を促す施策を実施しています。
その一環として、BANDAI SPIRITSでは、2023年度に、リサイクル素材を使用したプラモデル「エコプラ」にて製作されたマイカップを社員約800人に配布しました。また、バンダイナムコビジネスアークでは従業員240名にオリジナルマイボトルを提供し、紙コップ使用量の削減を図りました。
また、バンダイ本社14階のカフェテリアや未来研究所のマルシェでは、マイボトルの持参時に割引を適用(期間限定)するほか、ストローレスカップ※を採用しています。
このほか、Bandai Namco Holdings Chinaとその子会社でも、毎週金曜日に「My Cup Day」を実施。会社から紙コップの提供を行わず、従業員のマイカップ持参・使用を促しています。
※ストローなしでも飲みやすいよう、フタ部分に飲み口が設けられたカップ



物流業務の働きやすさを評価する公的認証を取得
ロジパルエクスプレスでは、従業員が安心して働ける職場環境の構築を通じて、安全・安心を第一にしたサービスを提供することを目指しています。その一環として、24営業所で国土交通省「運転者職場環境良好度認証制度(働きやすい職場認証制度)」の二つ星を取得しました。
働きやすい職場認証制度とは、2020年に、自動車運送事業(トラック・バス・タクシー事業)の運転者不足に対応するための総合的取り組みの一環として創設されたものです。職場環境改善に向けた各事業者の取り組みを「見える化」 することで、求職者のイメージ刷新を図り、国土交通省、厚生労働省が連携して、求職者の運転者への就職を促進することを目的としています。
これからも今度も従業員が安心して働ける職場環境の構築に努め、安全・安心を第一にしたサービスを提供できるよう取り組んでいきます。
制度の詳細はこちらをご覧ください。
働きやすい職場認証制度(外部サイト)

