気候変動対策の強化
気候変動による異常気象や災害の多発、また地球環境への影響は、事業はもちろん世界中の社会活動に大きなリスクをもたらします。事業活動に伴うCO2排出量を削減し、気候変動へ対応することは企業の責務と考えます。
商品における取り組み
環境配慮設計を推進「サステナブル設計ハンドブック」
トイホビー事業において「サステナブル設計ハンドブック」を作成しました。環境配慮設計についてわかりやすく伝えるため、実際の製品事例を掲載しながら、その製品における環境配慮設計の工夫を伝えています。またその工夫がどれだけのCO2削減につながったか(自社内調査値)も記載することで、取り組みの効果を見える化しています。このハンドブックを活用しながら、サステナブルな製品創出にこれからも取り組んでいきます。
業務用ゲーム機において「エコアミューズメント製品」を認定
バンダイナムコアミューズメントは2012年から環境配慮製品「エコアミューズメント」に取り組んでいます。国内で販売する自社製業務用ゲーム機を対象に策定した「エコアミューズメント製品要求事項」のもと、「グリーン調達基準適合」「省電力」「省資源」などの7つの基準に基づく評価において一定基準をクリアした製品を「エコアミューズメント」と認定しています。例えば、最新のクレーンゲーム機「CLENA3」は全国店舗の運営ノウハウをもとに、景品運営やスタッフの負担減に配慮して工夫を凝らしているだけでなく、省電力モードの搭載などにより、初代「クレナフレックス」と比べ、消費電力を約56%削減しています。
なお2019年2月以降に発売されたバンダイナムコアミューズメント設計の製品は全て「エコアミューズメント製品」となっています。
プラスチック燃焼時のCO2を削減
メガハウスでは、プラスチックの燃焼時に発生するCO2を削減するため、2023年3月から、一部商品のパッケージにおいてgreen nanoの導入を開始しました。green nanoとは、プラスチック成形時にわずかな量の炭化促進剤を添加するだけで、最終焼却処分時に発生するCO2を大幅に削減することができる技術です。これにより、燃焼時のCO2排出量を約40%削減させることが可能となります。