気候変動対策の強化
気候変動による異常気象や災害の多発、また地球環境への影響は、事業はもちろん世界中の社会活動に大きなリスクをもたらします。事業活動に伴うCO2排出量を削減し、気候変動へ対応することは企業の責務と考えます。
商品における取り組み
環境配慮設計を推進し、サステナブル認定製品を創出
トイホビー事業において「サステナブル設計ハンドブック」を作成しています。本ハンドブックには、環境配慮設計の考え方をわかりやすく伝えるため、実際の製品における環境配慮設計の工夫を伝える事例を掲載しています。またその工夫がどれだけのCO2削減につながったか(自社内調査値)も記載することで、取り組みの効果を見える化しています。このハンドブックを活用しながら社内の基準をクリアした製品は、サステナブル製品として認定ロゴを表示することが可能となります。バンダイナムコグループは、今後もサステナブルな製品創出に取り組んでいきます。
業務用ゲーム機において「エコアミューズメント製品」を認定
バンダイナムコエクスペリエンスは2012年から環境配慮製品「エコアミューズメント」に取り組んでいます。国内で販売する自社製業務用ゲーム機を対象に策定した「エコアミューズメント製品要求事項」のもと、「グリーン調達基準適合」「省電力」「省資源」などの7つの基準に基づく評価において一定基準をクリアした製品を「エコアミューズメント」と認定しています。
また2024年11月より、環境配慮設計基準を従来よりも高い基準へと刷新、Reduce・Reuse・Recycleの3Rの要素すべてに配慮することが設計の要件となりました。さらに特に優れた省エネルギー性能を持つ製品を「エコアミューズメントマシン」と認定し、サステナブルな機器の証として「エコアミューズメントマシンラベル」を貼り付けています。
エコアミューズメントマシンの第1号がクレーンゲーム機「クレナグラン」です。2024年12月から全国のアミューズメント施設で順次稼働を開始し、通常時の消費電力は従来機「ビックレナ」に比べ、約60%削減されています。
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梱包材削減によるプラスチック燃焼時のCO2を削減
バンダイナムコグループは、商品・サービスに用いられる梱包材や容器の削減に取り組んでいます。メガハウスでは、プラスチックの燃焼時に発生するCO2を削減するため、2023年3月から、一部商品のパッケージにおいてgreen nanoの導入を開始しました。green nanoとは、プラスチック成形時にわずかな量の炭化促進剤を添加するだけで、最終焼却処分時に発生するCO2を大幅に削減することができる技術です。これにより、燃焼時のCO2排出量を約40%削減させることが可能となります。
