バンダイナムコグループは、2022年4月、中期計画のスタートにあわせ、グループの最上位概念「パーパス“Fun for All into the Future”」を制定しました。パーパスは、社会における存在意義、すなわちグループのあるべき姿を示すものです。この中で、私たちは「つながる」と「ともに創る」を特に重要な要素として捉えています。中期計画においても、「パーパス“Fun for All into the Future”」が示すあるべき姿の実現に向けて、中期ビジョンを、パーパスと関連性が深い「Connect with Fans」としています。世界中の人々と「つながり」「ともに創った」結果が『Fun for All into the Future』であり、私自身は『Fun for All into the Future』とは、笑顔と幸せあふれる世界をともに創ることだと考えています。「パーパス“Fun for All into the Future”」にこめた思いは、グループ内において常に発信され、従業員一人ひとりが、自分にとって『Fun for All into the Future』とは何かを考え自分事化し、実践していくことを目指しています。
今中期計画では、業績面でも前進がありました。2023年3月期に営業利益が1,000億円を超えたのに続き、2024年3月期には売上高が初めて1兆円を超え、2005年のグループ発足時に掲げた長期目標の達成も見えてくる位置となりました。しかし、これはあくまでも通過点であり、私たちはグローバル市場において持続的に成長し続けるグループを目指しています。私たちは、今後も、より広く、深く、複雑に、あらゆるステークホルダーとつながり、良質なエンターテインメントを提供し「パーパス“Fun for All into the Future”」の実現に向け、邁進してまいります。
バンダイナムコグループは、2022年4月より3カ年の中期計画を推進しています。 「パーパス“Fun for All into the Future”」のもと、目指す姿に向けて、世界中のIPファン、 あらゆるパートナー、グループ社員、そして地域・社会と常に向き合い、 広く、深く、複雑につながる存在を目指します。 この特集では、多彩な事業とエリアでプロジェクトを推進する現場担当者からのメッセージを お届けするほか、さらなる事業拡大を目指すグローバルでの取り組みについてご紹介します。